今回は、筆者のもみおが1年間のメンタル休職をした際の経験を踏まえて、これから休職を考えている人に向けて、気をつけておいた方が良いことシェアします。
※ちなみに、今回はそれなりの規模の会社でないと当てはまらないことが多々あり。5人しかいない会社で長期間休職するのは、法律的にはOKでも現実的に難しそう。
ボーナスの支給条件を確認せよ!
休職すると何かと不安なのが、お金の問題。
宵越しの金はあるに越したことはありません。
休職する時期によっては、ボーナス支給日が近いこともあるでしょう。
その際は、会社の規程で「いつまで出勤していればボーナスがもらえることになっているのか」チェック!
例えば
「6月1日に在籍している(休職している社員を除く)社員に7月1日に賞与を支給する。」
と記載があれば6月2日から休職していても7月1日のボーナスをゲットできます。
※逆にこの場合、6月1日に休職すると賞与は1円ももらえなくなります。
たった1日の差で大損しないよう、社内規程は確認必須。
ちなみに、有給消化中は「休職」には該当しませんので、有給がたくさん残っている人は
・4月1日〜6月1日まで有給
・6月2日から休職
という形にしても、ボーナスはゲットできます。
今すぐ休まないと危険な状況ならそんなことは言ってられないかもしれませんが、もらえそうなボーナスはもらってから休職がおすすめ。
もみおも有給をうまく消化してボーナスをもらってから休職したよ。
復職時の部署異動を交渉せよ!
メンタル休職する場合は、業務内容や人間関係が主でしょう。
その場合、休職してせっかくメンタルが回復しても、同じ部署に戻されたらまた再発すると思いません?
もみおは休職後に同じ部署に戻るとかマジで無理でした。
前の部署に戻されるのが嫌な場合は、休職中に異動の交渉をしておきましょう。
具体的には、医師に相談して診断書に「復職には部署の異動を要する」等のコメントを書いてもらうのがベスト。
会社としても医師の診断を無視して同じ部署に復帰させて、再度休職となった場合は責任問題となります。
大きい会社なら異動の検討はしてくれるはず。
有給の付与タイミングを把握せよ!
これもボーナスの話と関係するけど、
「いつの時点で復職していると翌年度の有給が付与されるか」
をしっかり確認しておきましょう。
復職後は仕事に慣れるまで休むこともあると思うので、年度途中で復帰した場合に翌年度の有給がどうなるのかは要確認!
遊んでいると勘違いされる行動は控えよ!
メンタル休職中はずっと家に閉じこもっていないといけないわけではありません。
とはいえ、休職中に繁華街で歩いているのが会社の人に見られたら、
「あいつ、この前元気に出かけてたよ。」なんて批判されかねません。
休職中に外出してダメなんて決まりはないんですが、感情論として批判されることはあり得ます。
なので、休職中に外出する際は、会社の人に見つかっても対抗できるような理由を言えるようにしておきましょう。
どこまでOKなのか悩んだらメンタルクリニックの先生に確認しておけばOK。
例えば、「体調が少し良い時に、散歩や外食に行くのは良いでしょうか?」
と聞けばおそらく、気分転換にもなるのでOKをもらえるはずです。
もみおは日常のサイクルを整えたり、体調管理のためにジムに行ってもいいか聞きましたがOKでした。
これならジムにいるのを見つかっても「療養の一環」と言うことができるので、問題ありません。
間違っても、医師の許可なく勝手にパチンコ屋などに行ってクビになることがないよう注意しましょう。
「休職サイコー!遊び放題だぜ」みたいなツイートをSNSにあげるのも極めてリスクが高いので気をつけましょう。
傷病手当金の金額を把握せよ!
傷病手当金の金額はざっくり言うと
休職直近1年間の標準報酬月額の平均の2/3。
具体的には、標準報酬月額が直近1年間30万のケースだと
30万円の2/3なので、毎月20万円が最大1年半支給という感じ。
注意点としては
・前年度所得に応じて請求される住民税
・社会保険料(厚生年金、健康保険料)
は今まで通り請求されること。
ちなみに傷病手当金は非課税なので所得税は請求されません。
※非課税のため住民税も請求されないのでは?と思うかもしれませんが、これが反映されるのは翌年の請求からになります。なので休職の翌年は住民税がめっちゃ安くなります。
20万から上記の金額が引かれると大体14~15万程度の手取りになります。
15万あったら全然生きていける!休もう!
しばらく無収入になる準備をせよ!
休職して給料が払われなくなると、傷病手当金が支給されますが、実際にもみおの手元に振込まれるまで、請求してから2~3ヶ月くらいかかりました。
(一般的にもそれくらいかかるみたいです。)
その間、無収入で生きていくだけの貯金がないと詰むのでご注意を。
傷病手当金が振込まれるまでの無収入の間も、住民税と社会保険料は請求されるのでこれも要注意。
休職する際は最低でも今後3ヶ月分の生活費くらいは貯金しておくと安心。
また、思いついたら追記します。
もみお。
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